2012年4月25日水曜日

Wilhelmus van Nassouwe / オランダ王国国歌「ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ」



ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ(オランダ語:Wilhelmus van Nassouwe)あるいはヴィルヘルムス(Wilhelmus)は、オランダの国歌。旋律は世界の国歌のうちで最も古いといわれる。

題名になっているヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエとは、八十年戦争の指導者で現オランダ王家オラニエ=ナッサウ家の始祖でもあるオラニエ公ウィレム1世のことである。

スペインが派遣したアルバ公の追及を逃れ、ドイツに亡命していたウィレムは、1568年に弟たちと連携してネーデルラント(今日のベネルクス諸国)へ侵攻した。ウィレムらの軍勢は緒戦では勝利したものの、結局はアルバ公に撃退されて再度亡命した。『ヴィルヘルムス』はこのウィレムの2度目の亡命の時期に、ウィレムの腹心シント・アルデホンデ領主フィリップス・ファン・マルニクスが作詞したと伝えられていたが、異説もある。ウィレムが一人称で語る形を取っており、スペインへの反乱の同志を鼓舞し、またドイツの諸侯へのプロパガンダともなっている内容である。
旋律は1569年頃によく歌われていたフランスの従軍歌が元になっていて、最古の楽譜は1574年のものである。『ヴィルヘルムス』は古くから歌い継がれてきたものの、1815年にオランダ王国が成立した際には“Wien Nederlands Bloed”が国歌に選ばれた。しかし『ヴィルヘルムス』の人気が上回り、公式行事で使われることも多くなったため、1932年に正式に国歌に定められた。

歌詞は全部で15番まであるが、それぞれの最初の文字をつなげると“WILLEM VAN NASSOV”(Willem van Nassauの古い綴り)になるというアクロスティックの技法が用いられている。ただし現行の歌詞では綴りが改められている。今日唱われるのは1番と6番のみである。

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正しくはNederland(ネーデルラント)といいます。アイワナゴートゥオランダとか言っても通じないかも。
さらにDutch(ダッチ)という俗称もあり、以前は「ダッチは蔑称だから使っちゃダメ」みたいなことを英語教師かなんかに教わったような記憶があるのですが、決してそういうわけではないようです。まぁダッチワイフとかいう言葉を見るとそうかもと思うよね。

ロイヤル・ダッチ・シェルというオランダとイギリスの世界的企業もあれば、水出しコーヒーのことをダッチコーヒーというし。ただ、ダッチオーブンだけは語源が不明らしいです。

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